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檜枝岐川
【ひのえまたがわ】


只見川最大の支流伊南川の上流部が檜枝岐川。燧ケ岳(ひうちがたけ)(2,346m)から帝釈山脈に続く山稜の一部,福島(南会津郡檜枝岐村)・栃木・群馬県境が会する黒岩山(2,163m)の北斜面に源をもち,はじめ北西流するが,檜枝岐村七入(なないり)で燧ケ岳北東斜面に発するモーカケ沢を合わせたのちは,ほぼ北東方向に直線状の谷をつくって流下し,南会津郡伊南(いな)村大字内川で舘岩川を合わせて伊南川となる。檜枝岐村の中心集落をはじめ,葭ケ平(よしがだいら)・嫁郷(よめごう)などはいずれも檜枝岐川沿いの幅200mほどの河岸段丘上に立地する。花崗岩をうがつ所などに峡谷が発達する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601323