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台ノ原
【だいのはら】


新治(にいはり)・筑波台地の一部で,西茨城郡岩瀬町から真壁郡協和町にかけて分布する原。標高50m前後の洪積台地で,東部にゴルフ場,北部に上野沼・バラ園があり,西部は小貝川の沖積低地。台地の中央部を国道50号が東西に通る。以前は一面の平地林地域であったが,開拓され畑作地域になった。しかし稲作は比較的安定しているため,畑を田にかえた陸田が多く,本県の陸田化の最も盛んな地域である。近年は減反政策で野菜のハウス栽培も盛ん。この地域は奈良期には常陸国新治郡の中心をなし,新治廃寺跡・新治郡衙跡・上野原瓦窯跡が発見されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601450