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八方ケ原
【はっぽうがはら】


矢板市・那須郡塩原町にわたる原。高原火山の一峰,剣ケ峰の東側山腹に広がる標高1,000~1,300mのなだらかな斜面。第四紀の高原火山活動によって流下した溶岩台地で,高い方から大間々台・小間々台・学校平の3地域からなる。那須連山や眼下の那須野ケ原,遠く八溝山地,さらに筑波山などを望むこともできる。昭和25年日光国立公園に編入され,観光開発が進んだ。大間々台には駐車場と展望台が設けられ,レンゲツツジの開花期の眺めは素晴しい。学校平には矢板市営国民保養センターや民営の貸別荘もある。塩原温泉に至るハイキングコースや剣ケ峰登山の基点でもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601640