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岩槻台地
【いわつきだいち】


県東部にある洪積台地。標高10~15m。もとは大宮台地と続いていたが,元荒川と綾瀬(あやせ)川とによって切断され,現在は細長い形で独立した台地となっている。表面は関東ローム層におおわれ,その下はシルト層と粘土層の互層。台地の南部には岩槻,北部に蓮田(はすだ)の市街地が発達している。南部は中川低地との間に数mの崖がみられるが,北部ではほとんど崖はみられない。台地上は,かつては畑作と植木などの栽培が行われていたが,最近は著しく宅地化が進んでいる。台地縁には,縄文前期の有楽町海進の頃の貝塚遺跡が多く,真福寺・黒谷・花積貝塚(岩槻市)や綾瀬・関山貝塚(蓮田市)は特に有名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601754