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高麗丘陵
【こまきゅうりょう】


飯能(はんのう)市と日高市の境付近で,秩父(ちちぶ)山地から半島状に突出した低平な丘陵。県立奥武蔵自然公園のうち。西部の高麗峠付近の標高は177m,東方に向かって低くなり,東端の女影(おなかげ)付近で100m前後となっている。地質は,秩父古生層を基盤として第3紀鮮新世の飯能礫層・高麗礫層と洪積世の多摩ローム層よりなる。丘陵面には,入間北部第2用水の宮沢湖,東端には女影が原古戦場がある。この古戦場は,建武2年7月,北条時行と足利勢との激戦の舞台となった所である。第2次大戦前までは,丘陵は森林でおおわれていたが,戦後は開発され,ゴルフ場や住宅公団高麗川団地がつくられている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601809