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登谷山
【とやさん】


秩父(ちちぶ)盆地の東側,外秩父北部の山。秩父郡皆野(みなの)町と東秩父村の境にある。標高668m。県立長瀞(ながとろ)玉淀自然公園のうち。北西にある釜伏峠,南に続く皇鈴山(みすずやま)・二本木峠などと結んで,ハイキングの好適地である。山頂にはマイクロウエーブ中継塔が建てられ,西山腹には面積約48haの登谷山牧場がある。山頂へは二本木峠入口から二本木峠を経て約2時間で達し,山頂からの展望は雄大で,奥秩父の山々や,遠く上越・日光の山々,眼下に関東平野が広がる。この登谷山・大霧山・蓑(みの)山一帯は長瀞系の三波式変成岩・石墨片岩からなり,現在でも緩やかに隆起しており,登谷山隆起地塊と呼ばれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601866