愛宕山
【あたごやま】
県南部,嶺岡山地中にある山。標高408.2m。県内最高峰。嶺岡山系県立自然公園に属する。山頂を含めた南麓は丸山町に,北麓は鴨川市に属する。古第三紀の砂岩・頁岩・泥灰岩の嶺岡層群からなる。山頂には愛宕神社があり,長狭(ながさ)平野や房総の山並,太平洋・東京湾が一望できる。第2次大戦後山頂一帯は米軍のレーダー基地となり,現在は航空自衛隊が使用している。南麓にある県乳牛試験場は30町歩の広さをもち,慶長年間以来の嶺岡牧場の伝統を継ぐ。北麓に鴨川市平塚と太海(ふとみ)を結ぶ林道があり,嶺岡スカイラインと通称されている。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7601932 |