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大丸
【おおまる】


秦野(はだの)市と足柄上郡山北(やまきた)町の境にある山。丹沢山地の中央部,ヤビツ峠から西へ延びる丹沢表尾根の北西端にあたる塔ノ岳(塔ケ岳ともいう)から鍋割山に向かい南西に延びる尾根にある。標高1,386m。山名を表わす「丸」は,丹沢山地では檜洞丸(ひのきぼらまる)や畦ケ丸(あぜがまる)などにも見られるが,ここでは大きな丸い山頂を表している。周辺には新第三紀中新世の丹沢層群下部の凝灰岩層が分布する。当山の南西には小丸があり,南には勘七ノ沢が食い込んでいる。この沢は南へ流出して四十八瀬川となり,酒匂(さかわ)川に合流する。丹沢山中でも最も人気の高い沢登りのルートの1つである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7602340