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三ツ峰
【みつみね】


三ツ峰尾根・三ツ峰山稜とも呼ぶ。愛甲(あいこう)郡清川村と津久井郡津久井町の境にある山。東丹沢主脈の丹沢山から北東へ延びる尾根を指す。三ツ峰の名は北から南へ東峰(標高1,345.4m,別称本間ノ頭(ほんまのあたま)),中峰(1,360m,別称円山木ノ頭(えんざんぎのあたま)),西峰(1,352m,別称太礼ノ頭(たいれいのあたま))の3つの峰からきている。西峰の南にさらに1峰,瀬戸沢の頭(1,375m)があるが,東丹沢の札掛からは3つの峰が顕著であるから,三ツ峰の名が広まった。北東麓の津久井町鳥屋(とや)方面からは4つの峰に見える。全体はブナの樹林に覆われているが,山稜部には岩が露出し,ツガやヒノキが見られる。緑色凝灰岩からなる新第三紀中新世の丹沢層群中部の地層が分布する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7602492