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宇ノ気川
【うのけがわ】


古くは加茂簗(かもやな)川・金津(かなづ)川といった(賀茂神社縁起)。河北(かほく)郡宇ノ気町・高松町を流れる。2級河川。大野川の支川。流長10.6km・流域面積25.4km(^2)。宇ノ気町と津幡(つばた)町との境界をなす菩提寺(ぼだいじ)峰(標高242.2m)を水源とし,北流して高松町若緑に至り,貫流して西流しながら宇ノ気町横山に至る。同所で高松町長柄(ながら)町の低地を水源とする大谷(おおたに)川と合流,河北台砂丘の内側に沿って南流する。宇ノ気町宇野気(うのけ)で大谷堤を水源とする気屋(けや)川と合流し,宇ノ気町内日角(うちひすみ)で河北潟に注ぐ。古くからの農業用水。河口付近は小規模なデルタを形成,川幅が狭く,よく氾濫を繰り返すため,宇ノ気町宇気(うけ)より新たに新宇ノ気川を開削。昭和43年12月に河北潟まで貫流し,同時に新旧川の分岐点に宇気水門が完成して水害の悩みが解消した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7603006