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朝比奈川
【あさひながわ】


2級河川瀬戸川水系の1支流。志太(しだ)郡岡部町(旧志太郡朝比奈村)の北部山地を水源とし南流,平野部に出て三角州性沖積地を形成し,焼津市八楠(やぐす)で瀬戸川に合流する。流長25.5km・流域面積92.2km(^2)。瀬戸川支流中では最長。上流部では静岡市との境界をなし,山間部を流れ谷底平野・河岸段丘を形成,青羽根川・野田沢川を合わせる。流域に朝比奈氏の居城の朝比奈城,岡部氏の居城の朝日山城の跡がある。岡部町内谷(うつたに)で岡部川を合わせ,平野部で自然堤防を発達させ,藤枝市下当間(しもどうま)で葉梨川を合わせる。破堤による水害頻度も多く,近年では昭和34年・同49年に左岸を決壊させている。水がきれいなため,夏は観光客・釣人でにぎわう。上流の朝比奈には民宿も増えている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7603915