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御幣川
【おんべがわ】


鈴鹿川水系安楽川の支流。鈴鹿市西部の入道ケ岳の麓にある小岐須(おぎす)渓谷に源を発し,亀山市川崎町で安楽川に合流する1級河川。流長9.645km。古代から流域の小岐須・伊船・原・川崎の4か村では清流からアユをとり,伊勢神宮に奉献したことから御幣川と呼ばれるようになった。小岐須渓谷は石灰岩が長年の浸食作用によって屏風のように切り立つ渓谷美を形成する。付近はキャンプ場や石灰岩の採石場となっている。山腹には石大神(しやくだいじん)と呼ばれ,古代からの地元民の巨石信仰の場がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7604375