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安土山
【あづちやま】


蒲生(がもう)郡安土町と神崎郡能登川町の境界の山。標高199m。織田信長が山頂に安土城を築き,安土桃山期天下統一の拠点とした山地。現在は干拓によって水田地帯の小高い山に変わっているが,信長時代は琵琶(びわ)湖に突出し,入江を囲んだ小高い岬で,水運の要地でもあり,京都に近く,地理的条件に恵まれていた。天正7年に5層7重の天守閣,金箔の瓦を使用した絢爛豪華な城を完成。山内に二の丸・本丸跡の石垣,60余個の礎石,信長廟がある。西山麓には信長建立の摠見寺本坊跡・三重塔・仁王門が残っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7604505