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北腰越
【きたこしごえ】


蒲生(がもう)郡安土(あづち)町と神崎郡能登川町の境にある峠。標高110m,安土山と繖(きぬがさ)山(通称観音寺山)の尾根が接近した鞍部にあたり,朝鮮人街道が通っている。安土町南部の南腰越に対して北腰越の名がつく。織田信長が安土城下町繁栄のため交通網の整備を行い,鞍部を切り通してつくった峠である。地名の由来は山地の腰の部分にあたるところから出たといわれる。現在は道路拡張され,彦根・湖北に通じる主要県道大津能登川長浜線となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7604574