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呑吐の滝
【どんどのたき】


神戸市北区山田町と三木市志染町地区の境界にある滝。山田川が帝釈山地を浸食した渓谷にかかる。「山田村郷土誌」に「山田川の下流にして摂播の堺境なり,山田郷四至榜示の内西限柱口とある所是也」とあり,「美嚢郡誌」には「沿岸の岩石は浸食のために奇態を現じて雌雄二滝をなす。滝壺深さ数十尋,水清く別天地をなす」とある。滝名の由来は不詳であるが,滝の音の響くドンドンの擬音よりきたものと思われる。呑吐ダムの完成により水没した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7605135