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東お多福山
【ひがしおたふくやま】


古くはシノキ山と呼んだ。六甲山地南東部,神戸市東灘区と芦屋市の境界にある山。標高697m。南北を五助橋断層と大月断層,東西を芦屋川と住吉川によって区切られたブロック状山塊で,六甲山地には珍しく古生層からなる。ススキ・ネザサ群落が発達し,おかめの面のようななだらかな草山で,南斜面は花原とも呼ばれ,ゴルフ場に利用されている。北の蛇谷と住吉谷の分水界は文政10年芦屋の村人が住吉川の水を土樋を通して取ろうとして水争いになったところでドビワリと呼ばれている(芦屋郷土史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7605161