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御祓山
【みはらいさん】


養父(やぶ)郡大屋町・養父町にまたがる独立峰状の山。標高773m。三畳紀前期~中期の御祓山層群の中核をなす。基底の礫岩から始まって砂岩・礫岩・頁岩の地層が400~500mの厚さで重畳している。三畳紀前紀の二枚貝,腕足類の化石がみられる。北部中腹の450~550m付近には,上山(うやま)高原が開けている。昭和45~46年および同51~52年に町営事業として,25haが開墾された。現在,上山集落の完全協業形式の上山農場は,夏大根を主として,キャベツ・ホウレンソウなどの高原野菜と杉・檜の苗木生産地となっている。北麓の口大屋には樹齢700年の大アベマキ,樽見には樹齢1,000年の大ザクラ(国天然記念物)が見られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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