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佐味田川
【さみたがわ】


奈良盆地西部の北葛城郡広陵町西部に源を発し,同郡河合町のほぼ中央を北流し,河合町域内で大和川に流入する。1級河川。流長4.4km。指定区間延長4km。流域面積5.4km(^2)。標高60~80mの馬見丘陵間に南北に細長い樹枝状の浸食谷を形成し,古くからの佐味田・山坊の集落が立地する。谷底部は狭く,水田は棚田状になっている。また,小河川で灌漑用水が不足するため,小谷に数多くの溜池が造成されている。河川水は農業用水として利用されてきたが汚濁が進んでいる。付近の丘陵地では古くから果樹栽培,特にブドウ栽培が盛んであるが,近年,西側の丘陵地を中心に西大和ニュータウンをはじめ大規模な住宅地開発が進んでいる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7605297