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飯盛山
【いいもりやま】


那賀郡那賀町と粉河(こかわ)町の境にある山。標高745.7m。山名は「続風土記」には「その形より名づく」とある。西方の竜門山から続く竜門山地中の山で,中生代白亜紀中ごろの衝上運動により形成された古生代三波川系の結晶片岩で構成される。尾根は向斜部となり飯盛向斜と呼ぶ。北麓の那賀町西脇にはかつて銅鉱山があった。湯浅党に属する六十谷定尚の城柵があり,建武政権側の斯波高経・楠木正成の大軍との間に建武元年,3か月間にわたる合戦が行われた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7605399