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丸倉山
【まぐらやま】


八束(やつか)郡宍道(しんじ)町と大原(おおはら)郡大東町の境にある山。標高約370m。馬鞍山とも書く。両郡の郡境をなしつつ東西にのびる連山の1つで,東方の大平山,八十(やそ)山に続く。北麓宍道町大字上来待(かみきまち)に菅原天満宮があり,3月の祭礼には近郷の人出でにぎわう。この山は「風土記」には「宍道川。源は郡家の正西三十八里なる幡屋(はたや)山より出で,北に流れて入り海に入る。魚なし」とあり,「幡屋山(はたややま)」あるいは「幡箭山(はたややま)」と見え,「雲陽誌」には「古城,丸倉山という,城主しれず」と見える。今日の地形図では馬鞍山と記されている。頂上から北方宍道湖・島根半島方面の眺望に勝る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7605807