100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

岩倉山
【いわくらやま】


島根県に接する双三郡の作木村と布野村の境にある山。標高約500mの吉備高原上に残る。標高617m。主に白亜紀流紋岩よりなる。西の作木川と東の布野川支谷の浸食が山頂に及ばず,丸く柔和な山容を呈する。東に低く延びる尾根が梶谷山である。山頂近くに巨岩があり,2本の清流(神場川と布乾川)が砂礫を洗う。そこを神が鎮座する所に見たて,岩座が岩倉に転じたとする説がある。南東の高丸山に築かれた姫ケ岳城の出城があり,槙原藤五左衛門城主と伝えられるが詳細は不明である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606018