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榎の山峠
【えのやまとうげ】


東広島市志和町奥屋と広島市安芸区瀬野町の境にある峠。標高310mの鞍部に位置する。県道が峠道となる。エノキの自生地による命名か不詳であるが,中世における志芳荘と世能荒山荘との境界として往来があった。「西志和村誌」所収絵図によると,安駄山東麓に慶応年間から広島藩が築城した八条原城を防御する関所として,宗吉・榎ノ山・湯坂・竹仁の4峠と関川畔の5か所が開設されていた。現在峠道にはバスが運行されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606025