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高鉢山
【たかはちやま】


広島市安佐北区旧高陽町地区・白木町地区および東広島市志和町地区境にある山。その昔鷹が多く生息し故に鷹狩場となっており,かつては鷹鉢山とも記したという。標高705.8m。山頂に小規模の平坦面を残すが,山腹はいずれも30°以上の急斜面をなし,湯坂川の谷へ下る山麓部には花崗岩質岩石が分布し,山麓緩斜面が発達。山稜や斜面上部の尾根筋には,アカマツ二次林,斜面中部・上部の谷筋には,広葉樹針葉樹混交林が分布。一方,古生層からなる斜面中部・下部では,アベマキ・コナラ等の広葉樹林が卓越。南にかつての高陽町狩留家(かるが)と志和町別府(べふ)を結ぶ湯坂峠があり,山陽自動車道の建設中。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606104