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赤帽子山
【あかぼうしやま】


剣山の北東方3.5kmの地点に位置し,美馬郡一宇村と木屋平(こやだいら)村との境界上にある山。標高1,611.4m。山容はなだらかな円形をなし,丸笹山から赤帽子山までネバリノギラン・コメススキ・コゴメグサなどが短いササに混じる草原状の山並みである。地質はミカブ帯に属する。剣山国定公園のうち。南面を木屋平村コリトリから,見ノ越に通ずる国道439号がジグザグに通じている。頂上からは四方が望めるが,穴吹川を挟んで天神丸の山並みが美しい。登山道は夫婦池から丸笹山の頂上を通らずに北西の山腹を巻くのが最も近く,約2時間30分。木屋平村中尾山の大森池から,赤帽子山と綱付山との間の山稜を約3時間で縦走もできる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606388