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鰻轟山
【うなぎとどろきやま】


那賀郡上那賀町と海部郡海南町との境にある山。標高1,046.0m。中部山渓県立自然公園に属する。南の山麓に轟神社,轟ノ滝があり,川を王余魚(かれい)谷という。「轟神社由緒記」によるとここにカレイが泳いでいたという。また口碑によれば,大きなウナギがすんでいたともいわれる。轟ノ滝は直下60mで水量が多く,修験者の道場として広く知られ,7月と11月の祭りには神輿も出てにぎわう。登山コースは,国道195号の海川口から国道193号に入って南下し,郡境の霧越峠にたつ開通記念碑の所から山道に入り,南西に延びる尾根をたどる。碑から約1時間10分。山頂は木立の中で展望はあまりきかない。付近ではシキミ・ツガ・リョウブなどが目につく。地質は四万十帯に属し,堆積岩からなる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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