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折宇谷山
【おりうだにやま】


那賀郡の木沢村と木頭(きとう)村の境にある山。剣山の南東方約6kmの地点に位置する。標高1,652.9m。「木頭村誌」には西山とある。ジロウギュウから東方へ延びる山脈は木頭村と木沢村の境界をなし,長安口ダムまで続く。その山稜上にあり,北に那賀川の支流坂州木頭川,南に那賀川本流が流れる。北面はスギ・ヒノキなど針葉樹の植林がみられ,南面は広葉樹林が目立つ。山頂付近は人の背を超えるスズタケが繁茂する。山名は南西の谷の名がつけられている。登山道は木頭村栩谷(とちだに)の中内集落から谷を北へ登り,折宇谷山の南に延びる尾根に取りついて登る。古くは木頭村と木沢村を結ぶ峠道であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606436