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正善山
【しょうぜんさん】


古くは明神岳と呼ばれていた。美馬郡の穴吹町と木屋平(こやだいら)村にまたがる山。標高1,229.0m。八面山から綱付山・杖立峠,さらに東へ延びる尾根の端に位置する。山頂がとがって黒々とした男性的な山である。山頂は狭くて樹が茂り,展望はあまりきかないが,東には東宮山,南東に高城山などを望む。登山コースは,南側木屋平村の森遠集落から,尾根上の送電線の鉄塔目指して登る。鉄塔のすぐ南の三角点(1,173.5m)を北へ尾根を登れば約2時間で頂上である。ほかに穴吹町古宮から平谷集落まで入り,沢沿いに登ると約3時間かかる。なお,平谷から杖立峠へ登る山道にかかると直ぐに石堂神社がある。登山道周辺にはアセビ・コナラ・タンナサワフタギ・ヤマウルシなどが茂る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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