100辞書・辞典一括検索

JLogos

6

石鎚山
【いしづちやま】


地元では日内山と呼ばれる。大川郡長尾町北東端の造田乙井から志度町志度・末にまたがる山。標高198m。山頂近くに日内山奥の院があり,ふもとには高松藩の菩提寺,高野山真言宗日内山霊芝寺がある。弘法大師の建立と伝えるが,確証はなく,「宝蔵院古暦記」には平安期の貞観元年4月建立とある。その後一時すたれたが,寛文3年高松藩主松平頼重の帰依を得て,恵忍和尚が復興。宝永元年4月に第2代藩主松平頼常,天保13年5月に松平家第9代頼恕を葬った。当山の東側には,貯水量38万7,080t,灌漑面積143haを誇る野間池(日内山池)がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606606