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蓮光寺山
【れんこうじやま】


綾歌郡国分寺町の北西と坂出(さかいで)市の南東の境界に位置する山。標高371m。基盤の花崗岩上に凝灰岩・讃岐岩質安山岩をのせ,その上部が讃岐岩からなる。広くは五色台の一部で,南西部に位置する円錐形の山である。山の中腹から採石される讃岐岩(サヌカイト)は,たたくと美しい金属音を出すことで知られる。形は,かつおぶし状のものが多く,表面は酸化して白いが,中は黒色で緻密なガラス質の結晶からなる。採掘された石は,屋島山や栗林公園のみやげもの店で讃岐のカンカン石として販売されている。讃岐岩の分布地域は,五色台の国分台や白峰付近の頂上部である。山名の由来は定かではないが,地元民の間ではふもとにある蓮光寺にちなむと伝える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606715