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大判山
【おおばんざん】


宇和盆地の東部にあり,東宇和郡宇和町と同郡野村町との町境をなす南北方向の御在所(ございしよ)山地の主峰。標高798.7m。田之筋層と呼ばれる秩父古生層からなり,チャート・砂岩・粘板岩と一部に石灰岩が混じる。北部に大野山(796.6m)があり,これらの山地の西麓に岩瀬川(宇和町),東麓に稲生(いのう)川(野村町)が南流し,東流する肱川本流に注ぐ。マツ・スギ・ヒノキの美林におおわれる山頂近くには石鎚神社が祀られ,東麓の宇和町窪地区では石鎚講のほか,毎年7月1日の山開きには酒食を持って山頂に登り,おこもりを行う。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606750