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黒瀬川
【くろせがわ】


東宇和郡城川町大字川津南(かわづみなみ)字大麦を発して西に流れ,途中三滝川(9.7km),魚成川(5.9km),野井川(11.6km)を合わせて町内杉ノ瀬より北流,野村町高丸で肱(ひじ)川に合流する川。伊予灘に注ぐ肱川の支流。流長は肱川支流最長の39.242km,流域面積130.4km(^2)。流域河岸の海抜200m地点には各所で河岸段丘が発達,水田のほか桑畑となっている。流域には古生代シルリア紀(下流吉野沢,嘉喜尾(かぎお)など)から新生代第四紀(上流部高野子)に至る各紀の地層および化石を産する。上流川津南の鍾乳洞穴神洞・中津川洞は縄文創草期の岩陰遺跡である。右岸に沿って国道197号が日吉村を経て高知県檮原(ゆすはら)町へ通じる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606771