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御在所山
【ございしょやま】


喜多郡肱川(ひじかわ)町大字大谷と,東宇和郡野村町大字高瀬の境にある山。標高668.8m。全山石灰岩よりなり,東側は緩斜面で小規模ながらカルスト地形を示し,山腹に湧水洞がある。西側は数十mの断崖になっており,「千丈タキ」と呼ばれる。山の周辺は植林地になっているが,北部の御在所神社の付近や断崖は自然林におおわれ奇岩怪石が連なり,石灰岩の岩峰としては県下では特異な存在である。麓の湧水を利用した養魚場では最近マス釣りを楽しむ来訪者が絶えない。肱川町でも山頂部付近にキャンプ場を開いて,広域観光資源の開発に努めている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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