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三郷の辻
【さんごうのつじ】


上浮穴(かみうけな)郡久万(くま)町と広田村との境にある山。標高932m。山名は久万町の二名(にみよう)・広田村の総津(そうづ)・同臼杵(うすき)の旧藩政村の境界にあったことに由来する。山腹の地質は三波川変成岩で,山頂部は古第三紀の久万層群である。山頂部は地味不良で,雑草や灌木の生い茂る荒れ山で,大字二名の組山(くみやま)として入会採草されていた。第2次大戦前には春彼岸ころに山焼きもされた。戦後は植林も進む。眺望にすぐれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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