瀬戸黒森
【せとくろもり】
南宇和郡一本松町と北宇和郡津島町の境にある山。標高976m。篠山の西方2kmに位置する篠山山系の山。地質は中生代四万十層群の砂岩と頁岩よりなり,地形は壮年期の険しい地貌を呈する。篠山と瀬戸黒森との間の尾根一帯は緩傾斜の広場で,「ししの踊り場」があり,6mくらいの高さで整枝された広葉樹でおおわれ,下は一面のミヤコザサである。瀬戸黒森一帯の樹木の種類は,サカキ・アカガシ・ヤブニッケイなどの暖地性原生林。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7606805 |