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僧都川
【そうずがわ】


南宇和郡城辺(じようへん)町の中央部を北から南に流れる2級河川。延長17.08km。源を北宇和郡津島町と境を接する観音岳の南麓に発し,湾曲しながら城辺町平地を横切り,御荘(みしよう)湾に注ぐ。最下流域は御荘町である。主な支流に小僧都川・山出川・大久保川・長谷川・長月川・和口川がある。緑の梶郷あたりから,上流にのぼるにしたがい急流となり,以前には梶郷に発電所があった。下流は沖積平野で,城辺町・御荘町域最大の美田地帯である。豊田より川下は,堰が多くつくられて灌漑の用に供されている。河川名を古くは左右水(そうず)と書いた(宇和郡記)が定説はない。河口付近は江戸後期に岩松の豪商小西家の干拓した新田である。僧都川には,アユ・ウナギをはじめ,淡水魚の種類が多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606807