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二ノ森
【にのもり】


上浮穴(かみうけな)郡面河(おもご)村と周桑(しゆうそう)郡小松町との境にある山。標高1,929m。石鎚山系に属し,石鎚山の西方3kmにある。山名は石鎚山系では石鎚山に次ぐ高峰であることによる。地形は壮年期の険しい地貌を呈し,北斜面は石鎚断層崖の急斜面である。地質は三波川変成岩を基盤として,その上に石鎚火山の輝石安山岩がおおう。北斜面の標高1,300m付近には石鎚火山の溶岩でせき止められた第三紀層の岩壁にかかる132mの高瀑(たかだる)といわれる滝がある。面河道が通ずる前には,松山方面から黒森峠を越え,梅ケ市・堂ケ森を経由して,石鎚に詣でる登山道が通じていた。現在も石鎚山脈の縦走路の一環をなす。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606840