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小石原盆地
【こいしわらぼんち】


朝倉郡小石原村と嘉穂郡嘉穂町にまたがる盆地状高原。東は英彦山山地,西は古処馬見山地に挟まれる。標高は420~600mで,うち500m以下の部分は筑後川の支流,小石原川および大肥川の最上流部に形成された沖積平野。この沖積平野は,周辺の高原・山地を開析したもので,水田として利用されているほか集落が立地し,東部の皿山は江戸期からの陶器産地で,小石原焼の名で知られる。高原部分は標高500~600mで,盆地北部の嘉麻峠・大藪峠周辺を中心に東から南に広がる。この高原面は犬鳴面と呼ばれる浸食平坦面で,三郡山地周辺にも多く見られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607184