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大口盆地
【おおくちぼんち】


伊佐盆地ともいう。大口市と伊佐郡菱刈町にまたがり,川内川上流域に広がる構造盆地。川内川とその支流羽月川などの流路方向に,北西から南東に延びる細長い盆地で,東西約4km・南北約15km・面積約43km(^2)。盆地を囲む山地は安山岩質で,山麓部にはシラスが台地を形成し,それを刻む川内川支流によって,台地は幾つかの支盆地をつくり,台地縁辺部には河岸段丘が発達している。盆地床の最低海抜高度は約170m,海岸から35kmも離れているので内陸性気候を呈し,これが当地の伊佐米の味をつくりだしている。盆地西端の曽木の滝・鶴田ダムは川内川流域県立自然公園の北東端にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7608175