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SPF
【エスピーエフ】


Sender Policy Framework

メールの送信元アドレスの偽装を防止する技術。Pobox.com社の創設者Meng Wong氏が提唱した方式で、無差別に大量に送られる広告メール(SPAMメール)の抑止につながるとして期待されている。{LF}あるドメインのメールを送信することができる正規のサーバIPアドレスをリストして管理する。そのドメインと無関係なメールサーバを利用して送信元を偽ったメールを送信しようとすると、受信側でそのことを検出して自動的に受け取りを拒否することができる。これにより、SPAM業者が大手プロバイダなどの有名なドメイン名を含むメールアドレスを利用することを防ぐことができるようになる。ただし、多くの企業やプロバイダが参加しなければ効果が上がらず、また、SPAM業者が自前ドメインのメールを送信することは防げない。受け取りを拒否するドメインのブラックリストを用意するなど、別の対策を併用する必要がある。{LF}IETFで標準化が検討された際、Microsoft社が提唱していた同種の技術「Caller ID for E-Mail」とSPFを統合した「Sender ID」仕様が固まり、標準として普及するかに見えたが、同規格にMicrosoft社の特許が含まれることが分かり、SPF自体も標準案として勧告されることになった。Sender IDと最新版のSPFは内容的にはほぼ同様となっているため、これらをまとめて「SPF/Sender ID」と表記することもある。
◆関連用語
メール;.com;SPAM;ドメイン;サーバ;IPアドレス;メールサーバ;プロバイダ;ドメイン名;メールアドレス;IETF;Microsoft;Sender ID;SPF/Sender ID




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「IT用語e-Words」
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