パソコン用語辞典 英字 G 31 Gnutella【グヌーテラ】 ピアツーピア型ファイル共有ソフトの一つ。インターネットに接続するパソコン同士が、互いのファイルを検索して交換できるようにする。2000年にソフトウエア開発会社の技術者が無料公開し、公開中止後は互換ソフトが登場した。音楽や映画のデータ、わいせつ画像などが違法にやり取りされていたとして問題になった。 同種のファイル共有ソフトであるNapsterと違い、ファイル検索用の中央サーバーを持たない。Gnutellaを組み込んだパソコンは、相互に通信することでまずネットワークを構築する。あるパソコンでファイルを検索すると、ネットワーク内の各パソコンがバケツリレーのように目的ファイルの有無を問い合わせる。ファイルが見つかると、その時点で、初めに検索をしたパソコンと、そのファイルを持つパソコンが直接通信し、ファイルを転送する。【図版の説明】【Gnutella】キーワードで検索されたファイル。接続先の通信環境の伝送速度が示される【参照語】ピアツーピアWinMXWinny 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8532004