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IMT-2000
【アイエムティーにせん】


international mobile telecommunication 2000

IMT-2000

 第3世代携帯電話サービスの標準化仕様。2001年から実用化された。日欧方式のW-CDMAと、北米方式のCDMA2000などがある。国内では、NTTドコモとソフトバンクモバイル、イー・モバイル(現イー・アクセス)がW-CDMAを、KDDI(au)がCDMA2000を採用した。
 NTTドコモはFOMAの名称で2001年5月末から試験サービスを始め、同年10月から商用サービスを開始。auも2002年4月からCDMA2000 1xの名称で商用サービスを開始した。ボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)は2002年12月からVodafone 3G(現ソフトバンク3G)の名称で商用サービスを提供した。イー・モバイルは2007年3月に商用サービスを開始し、当初からパケット通信の高速化方式であるHSDPAに対応した。FOMAソフトバンク3Gは2GHz帯、イー・モバイルは1.7GHz帯、CDMA2000 1xcdmaOneと同じ800MHz帯を用いた。
 第3世代の特徴は、高速データ通信と国際ローミングW-CDMAの通信速度は最大384kbpsCDMA2000 1xは144kbps。最大9.6kbpsだった第2世代のPDCなどと比べて、大幅に高速化。さらに、HSDPA(下り最大7.2Mbps)やCDMA2000 1x EV-DO(同3.1Mbps)というデータ通信高速化方式も実用化された。
 このほかIMT-2000では、TDD方式の2つの無線方式TD-CDMATD-SCDMAも標準化した。

【図版の説明】
IMT-2000IMT-2000で標準化された主な無線方式

【参照語】
W-CDMA
CDMA2000
TD-CDMA
TD-SCDMA




日経BP社
「パソコン用語辞典」
JLogosID : 8532128