SPF
【エスピーエフ】
Sender Policy Framework
メールの送信元を検証する送信ドメイン認証の一種。2003年にメン・ウォン(Meng Wong)氏などによって提案され、開発者のコミュニティで開発が進められた。送信側メールサーバーのIPアドレスを検証することで、送信元が偽装されていないかチェックする。
送信側では、自ドメインが管理するDNSサーバーに、自ドメインのメールサーバーのIPアドレスを登録しておく。受信側のメールサーバーでは、送信元のDNSサーバーにアクセスし、メールサーバーのリストを参照。メールを送ってきたサーバーのIPアドレスがリストに含まれていない場合には、偽装メールと判断する。
2004年、米マイクロソフトが開発した同様の技術Caller ID for E-mailとSPFを統合し、Sender IDという新しい仕組みが開発され、インターネット技術の標準化団体IETFに提案されたが、特許などの問題から標準規格としては採用されなかった。
【参照語】
Sender ID
DKIM
送信ドメイン認証
DomainKeys
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8533111 |