TD-CDMA
【ティーディーシーディーエムエー】

time division - code division multiple access

　IMT-2000で標準化された第3世代携帯電話の方式の一つ。慶応義塾大学教授の中川正雄氏らが開発した。W-CDMAやCDMA2000は上りと下りで別々の周波数帯を使うFDD方式だが、TD-CDMAは上りと下りを時分割して1つの周波数帯を共有するTDD方式。上りと下りの通信速度を柔軟に設定できるためデータ通信に向く。TD-CDMA方式の理論値は下り最大3.1Mbps。
　国内ではマルチメディア総合研究所が2003年4月にTD-CDMAの実験を実施した。同社の子会社であったアイピーモバイルが2007年秋の商用サービス開始を目指して準備を進めたが実現に至らなかった。

【参照語】
IMT-2000
TDD

日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8533167