猪尾村(近世)
江戸期〜明治22年の村名。大原郡のうち。江戸期は松江藩領。村高は,寛文4年250石余,「大数録」では240石,「天保郷帳」では272石余。寛政12年の人口184。明治4年島根県に所属。同年の戸数41・人口196。「皇国地誌」によると,田16町余・畑6町余・宅地1町余・山林不詳,戸数46・人口190,牛12,職業は農34・工7・商1,女24人が紡織に従事。木綿を宍道【しんじ】町に出荷。人民共立小学校があり,男45人が通学。猪尾神社は村社,ほかに三室神社。曹洞宗正禅寺は慶長8年の創建。曹洞宗専福寺は文和3年の創建。村の東端を芸州街道が通っていた。明治22年大原郡屋裏【やうち】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7410773
最終更新日:2009-03-01