三代村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡大原郡のうち｡江戸期は松江藩領｡村高は寛文8年は458石余,｢大数録｣では600石,｢天保郷帳｣では717石余｡寛政12年の人口593｡明治4年島根県に所属｡同年の戸数124･人口572｡｢皇国地誌｣によると田89町余･畑19町余･宅地6町余･山林不詳,戸数124･人口566,牛47･馬16,50石未満荷船5,職業は農108･工7･雑3,女30人が紡織に従事｡生ﾆﾝｼﾞﾝを松江に,木綿を加茂中村･宍道【しんじ】町に瓦を各地に出荷｡人民共立小学校があり,男29人が通学｡村社御代神社は式内社と伝え,ほかに高麻神社･日吉神社･貴布禰神社があった｡曹洞宗長谷寺は養老5年の開基,元禄2年に中興｡明治22年大原郡神原【かんばら】村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7413915
最終更新日:2009-03-01