奥村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡美作国英田郡のうち｡宇喜多氏,小早川氏の支配を経て,慶長8年津山藩領,元禄10年幕府領,享保15年大坂城代土岐氏領,寛保2年からは上野沼田藩領｡村高は,｢正保郷帳｣247石余,｢美作鬢鏡｣｢東作誌｣｢天保郷帳｣｢美作鏡｣｢旧高旧領｣ともに351石余｡｢東作誌｣によれば,毛付高は田142石余･畑124石余･新田31石余,家数72･人数298,神社は天満天神社･荒神社など,堂は薬師堂･阿弥陀堂･観音堂,溜池3,枝郷に天神･奥･外河内･峠谷が見える｡沼田県,北条県を経て,明治9年岡山県に所属｡同22年福本村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7415267
最終更新日:2009-03-01