ケータイ辞書JLogosロゴ 大利村(近世)


高知県>鏡村

 江戸期〜明治22年の村名。土佐郡のうち。土佐藩領。村高は,寛永地検帳47石余(南路志),寛文7年の郷村石付と寛保3年の郷村帳も同高,「天保郷帳」では地頭分村枝郷として78石余。明治3年の郷村帳では地頭分郷総分2,112石余のうち。元禄地払帳によれば,本田47石余は美濃部兵左衛門知行,新田32石余うち二標金介役知12石余・御貢物地9石余・埇田源兵衛領知8石,ほか2人の領知。「土佐州郡志」では地頭分郷のうちとあり,村の広さは東西30町・南北50町余,戸数30余,小村については「小村有太宰・上大利・左礼等所」と見え,物産は薪。寛保3年の郷村帳では,戸数48・人数302(男145・女157),牛4・馬18,猟銃3。神社は,「土佐州郡志」には新宮大明神・天王が,「南路志」では,文明13年建立と天正18年安座の各棟札が載せられる新宮大明神と天王2・三所権現・八大竜王・川内大明神・荒神,および地福寺・正観音堂が記される。明治4年高知県に所属。同22年鏡村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7434749
最終更新日:2009-03-01




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