ケータイ辞書JLogosロゴ 狩山名(中世)


高知県>鏡村

 織豊期に見える名【みよう】の名。土佐郡のうち。天正17年の地頭分地検帳に「狩山名」,同年の地頭分高山切畑地検帳に「カリ山名」と見える。前者によれば,狩山名分の面積は本田5反余・畠2反余・屋敷5反余の合計1町4反余。25筆あり,うち17筆が長宗我部氏直轄の公事分で,8筆が名本分。なお屋敷10筆のうち8筆に居住者がおり,名本もいる。田は10筆,畠が5筆。後者の高山切畑分の地検帳では,カリ山名分の面積は4反9代で,10筆のうち公事分8筆・名本分2筆とされ,大麦と小麦が生産されている。地検帳に見える地名のうち刑部屋敷・小谷口・グイミタウ・マツノヤスハ(松ケ休場)・トチノナロなどが現在も残る。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7435126
最終更新日:2009-03-01




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