国吉村(近世)
江戸期〜明治9年の村名筑後国生葉【いくは】郡のうち耳納【みのう】山地東部の北方,筑後川中流左岸の微高地上に位置するはじめ柳川藩領(田中氏),元和6年からは久留米藩領寛保3年小倉又兵衛が40石を知行(給知高帳)田代組に属す村高は,｢元禄国絵図｣54石余,｢在方諸覚書｣の古高170石,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ではともに55石余宝暦年間頃の役高は170石,久留米より6里15町,庄屋清次郎は溝口村庄屋も兼任(在方諸覚書)文化4年の耕地は畑田5町余･畑1町余(農政農民史料集)水利は大石･長野水道橘田村船渡を経て,筑前国恵蘇宿村へ通ずる道路沿いの村である享保5年6月の大山汐･大洪水では,｢至極破損｣という大きな被害を蒙った(石原家記)産土神を祀る天神がある(寛延記)明治9年福永村の一部となる現在の吉井町福永の一部にあたる
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7439862
最終更新日:2009-03-01