ケータイ辞書JLogosロゴ 久富木村(近世)


鹿児島県>宮之城町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国伊佐郡山崎郷のうち。なお,江戸初期は大村郷に属し,慶長19年同郷が藩直轄領から日置島津氏領になる際同郷から分かれ,山崎村とともに山崎郷を形成。村高は,「天保郷帳」1,369石余,「旧高旧領」1,542石余。寺社には,北原の阿弥陀堂,中原の地蔵堂,糟毛田の諏訪大明神廟,7月23日の祭りの際太鼓踊りを行う稲富大明神祠などがある(三国名勝図会)。当村には山崎村の養安寺とともに兄弟山茶【つばき】と称される法円寺山茶がある(同前)。慶応4年の蔵入・給地高の合計は1,285石余(宮之城町史)。「県地誌」によれば,戸数233・人口940(士族121・平民819),牛104・馬186,小学校は中央部にあり生徒数男44・女6,物産としては米・糯米・小麦・裸麦・粟・大豆・蕎麦・甘藷など。明治22年山崎村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461903
最終更新日:2009-03-01




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